今年のセンバツベスト16の智弁学園(奈良)が、センバツ後初の公式戦に臨み、5回コールドで圧勝した。

 先発の岩井文飛投手(3年)が4回3安打無失点の好投で試合の流れを作り、打っても2打数2安打4打点の活躍を見せた。

 センバツ2試合はエース松本竜也投手(3年)が投げ抜き、登板の機会はなかった。センバツ後の練習試合で先発するも3、4回でノックアウトされることが続いた。小坂将商監督(39)に「ラストチャンスや」と言われて臨んだマウンドだった。

 好投でもらったチャンスを生かした。岩井は「夏までに信用を得て、ピンチでもマウンドに上げてもらえるように」と意気込んでいた。