「清宮フィーバー」が、史上初のナイター決勝を盛り上げる。春季高校野球東京都大会の決勝が、今日27日の午後6時から神宮で行われる。清宮幸太郎内野手(3年)率いる早実は、超異例の態勢で「デカプリオ」こと金成麗生内野手(3年)擁する日大三と対戦する。決戦を翌日に控えた26日、今日午後5時から販売予定の入場券を求めるファンによる場所取りが始まった。すでにチケット案内の看板が設置され、場所取りのシートが列をつくった。

 異例のナイター決勝だ。当初は23日の午前11時から神宮第2で行われる予定だったが、座席数の確保と安全面を考慮、神宮に変更された。注目度が高まる中、インターネットテレビ局「AbemaTV」が、試合開始から終了までの緊急生中継を決定。TOKYO MXでは「TOKYO MX NEWS」(午後6時~6時30分)内のコーナーで、試合模様の一部を生中継する。

 球場側も、異例の態勢を整えた。内野席は約1万5000席で、約1万~1万2000人をラインに、外野席の開放も検討。すでに、係員は通常の約1・3倍の人数を確保。準決勝では、清宮が高校通算82号、金成は同23号を放っている。両軍主砲の打撃に注目だ。