元巨人ドラフト1位の原俊介監督(39)率いる東海大静岡翔洋が、今春センバツ出場の静岡を逆転で破り、初優勝を飾った。

 3回に3点を先制されるも、7回にエース飯沢万里投手(3年)の2点適時三塁打を口火に、一挙に4点を奪って逆転。投げても4回以降を1安打無失点に抑え、春の頂点に立った。

 昨年4月1日付で就任した原監督にとっては、初のビッグタイトルだ。

 「うれしいにつきます。子どもたちが一生懸命やった結果。心の部分も成長したと思います」

 昨秋の県大会では、3位決定戦で静岡に敗れた。センバツへの道を閉ざされたことで、選手は雪辱を期していた。その思いを遂げ、原監督は「あらためて身が引き締まる思いです。これからも頑張っていこうと思います」と言葉に力を込めた。今後の目標は当然、夏の甲子園出場だ。