茨城・ひたちなか市民球場が「清宮フィーバー」で、超異例の特別シフトが敷かれた。入場券は予定の午前7時半から1時間55分前倒しの同5時35分から販売。この日は特設の入場券売り場が設置されたが、購入待ちの行列は事前に準備した約300メートルの「清宮ロード」を越え、約500メートルに伸びた。駐車場は午前5時半開場予定だったが、同2時45分に開場。午前0時に職員が球場入りし徹夜組のファンに対応した。

 同球場での有料入場者数の最多は、15年夏の県大会の準々決勝(明秀日立-下妻二など)での8600人だったが、この日は約1万200人で更新した。正確な観客動員は未発表だが、約1万3000人収容の内野席がほぼ満席。外野芝生席も大勢のファンで占めた。警備員は通常の倍の60人を配置。茨城県高野連関係者は「歴史的ですね」と目を丸くさせた。