新潟大会恒例、球児の聖地ハードオフ新潟で1日4試合を開催する準々決勝は、第3、第4試合が3時間超えの延長戦に突入。第4試合、高田北城対長岡工のノーシード対決は開始からナイターで行われ、高田北城が創部38年目で初の4強を勝ち取った。

 高田北城は6-6の延長12回1死二、三塁から、小川実一塁手(2年)が右前に決勝タイムリーを放った。さらにスクイズで追加点を挙げ、粘る長岡工を振り切った。

 第1試合は午前8時30分に始まり、第4試合の終了は午後9時27分。第4試合は午後5時55分開始の直後から照明が点灯し、試合時間3時間32分、スコア8-7の「ルーズベルト・ゲーム」で決着した。

 辰尾健太監督(33)は「本当に長いゲームになりましたので、1回から展開をすべて思い出せと言われると、なかなか厳しいものがあります」と苦笑いしながら、「率直な気持ちとしては、うれしいです」と笑みを浮かべた。