滝川西が98年以来の夏甲子園へ王手をかけた。

 エース鈴木愛斗(3年)が3安打1失点の完投。8回に左ふくらはぎがつり始めたが、130キロ台のキレのある直球に変化球を交え、旭川大高打線を翻弄(ほんろう)した。北北海道大会に入ってから3試合連続の完投で、1回戦の降雨ノーゲームを含めると34イニングを投げ抜いてきた。「疲れを隠しきれないところが終盤にあったけど、バックに助けてもらった」と仲間に感謝した。

 2年連続の決勝進出に、小野寺大樹監督(41)は「よくここまで勝ち進んできた。選手を誇りに思います」とたたえていた。