昨夏甲子園準優勝の北海が東海大札幌に逆転勝ちし、南北海道大会3連覇、全国最多38度目の夏の甲子園出場を決めた。

 初回に5失点も、3回に3点、5、6回に1点を挙げて同点。9回無死二塁で、3回からロングリリーフしていた多間隼介投手(3年)が、左前適時打を放ち勝ち越した。

 平川敦監督(46)は「最後は多間を信じて打たせました。(昨年)秋の初戦負けとか、プレッシャーもありましたが、選手たちがたくましくやってくれました」とねぎらった。

 投打に活躍の多間は「いい場面で打てて良かった。甲子園ではまずは1戦1戦集中して、去年果たせなかった優勝を目指したい」と前を向いた。