昨年の覇者・いなべ総合が菰野に1-6で破れ、準々決勝で姿を消した。

 プロ注目の渡辺啓五投手(3年)は「4番・右翼」でスタメン出場。6回の守備ではファウルゾーンの打球を追いかけ飛び込み、辻隼大二塁手(3年)と交錯。その場で立ち上がれず、担架でダッグアウトに運ばれた。21分間の治療の後は再び守備に就いた。1-5の8回はマウンドに立ち、1イニングを3安打1失点。「4点差のあそこで登板を任されて、勢いを付けないといけないのに点を取られてしまった。(6回の守備で)頭を打って軽い脳振とうみたいになってしまって、最終回しか投げられなかった。チームに迷惑をかけた」と唇をかみしめた。