東京青山シニア出身で、元中日投手の宮下昌己コーチ(52)から指導を受けた。巨人戦でクロマティに死球を与え、暴力行為を受けて注目された人だ。同コーチは日大三OB。恩師の母校を撃破したというのも何かの因縁だろうか。

 目標の甲子園まで2勝と迫った。決勝相手は未定だが、昨年敗れた八王子学園八王子、一昨年の早実が勝ち残る。「今日はまだ通過点。注目されているんで、清宮とやってみたいです」。松本が4年連続の挑戦で突き破りたいカベの相手を望んだ。【米谷輝昭】

 ◆松本健吾(まつもと・けんご)1999年(平11)4月14日生まれ、東京・中野区出身。小1から野球を始め、小3から「中野セネタース」に所属した。中学時代は東京青山シニアに所属し、3年時には日大三・岡部とともに投手で全国大会3位に輝いた。179センチ、74キロ。右投げ右打ち。