28日の準決勝は、雪辱に燃える清宮擁する早実と対戦する。昨夏は準々決勝で競り勝ち、勢いに乗って甲子園初出場を決めた。それでも、安藤監督は「強いチーム。投手も打線もつないでつないで総力戦で」と勝機を挙げた。さらに「清宮君とは勝負したいなと。逃げたくないです」と宣言した。

 早実対策は今春から着々と実行した。神宮球場でナイター開催された日大三との春の東京大会決勝戦を部員全員で観戦した。桜井は「早実戦は独特の雰囲気があるので、それを感じようと。のみ込まれないようにしたい」と大一番を見据えた。【久保賢吾】

 ◆16年西東京大会の八王子学園八王子-早実VTR 八王子学園八王子が逆転勝ちで、早実の2年連続甲子園を阻止した。5回に2点を先制されるも、その裏に2番竹中の2点二塁打で同点。さらに3番椎原の適時打など5点を挙げて逆転。9回、1死一、三塁で清宮を迎えたが、犠飛に抑えて6-4で逃げ切った。この日の清宮は2打数1安打1打点2四球だった。