7大会で決勝が行われ、降雨引き分け再試合となった岡山を除く和歌山、奈良、兵庫、愛媛、山口、福岡の6大会で夏の代表校が決定した。

 福岡大会は、東筑が、センバツ8強の福岡大大濠を3-1で破り21年ぶり6度目の甲子園。エース石田旭昇(あきのり)投手が2回戦から7試合を1人で投げ抜いた。東筑は6度目の代表校となるが「エース石田」で4度目の夏切符。今回も「石田伝説」は生きていた。

 和歌山は、智弁和歌山が紀央館を3-2で下し2年ぶり22度目の甲子園出場を決めた。

 奈良では天理が、奈良大付を2-1で下し、2年ぶり28度目の甲子園。兵庫は、今春センバツ出場の神戸国際大付が明石商4-0で下し、3年ぶり2度目の夏切符。岡野佑大(3年)が完封勝利を飾った。

 愛媛は、済美が帝京五を10-3で下し4年ぶり5度目の出場。山口では下関国際が宇部鴻城を4-3で下し、春夏通じて初の甲子園切符となった。

 岡山のおかやま山陽-創志学園は、降雨のため8-8の延長10回引き分け、29日に再試合となった。

 神奈川の準決勝は、ともに全国制覇の経験を持つ横浜と東海大相模が決勝に勝ち上がった。

 愛知の準決勝は、栄徳と中京大中京がともにコールド勝ちで決勝進出を果たした。