公立校の大冠が、左腕丸山惇投手(3年)の投打における活躍で、初の決勝進出を決めた。

 大冠は、3回1死二塁から9番丸山の左前適時打で先制した。7試合連続で先発した丸山は、上宮打線を9回7安打1失点に抑える好投を見せた。5回にも2点を追加し、上宮を突き放した。

 公立校の決勝進出は、大阪が北南に分かれて2校出場した1998年の桜塚以来、19年ぶり。東山宏司監督(55)は「丸山は連投だけど、気持ちで投げてくれた。彼の成長は本当にうれしい」と目を細めた。