今春のセンバツ大会決勝と同カードとなった一戦は、甲子園で2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭が、履正社を接戦で下し、3年ぶり9度目となる夏切符へ王手をかけた。

 大阪桐蔭が先手をとった。3回2死二塁から藤原の左前適時二塁打で先制した。履正社もその裏すぐさま反撃を開始。西山、若林、片山の適時打で3―1と逆転に成功した。

 2点を追う大阪桐蔭は4回に根尾の二ゴロの間に1点。5回にはエース徳山の左越えソロで同点に追いついた。

 履正社は6回、代打白滝の左犠飛で勝ち越した。

 1点ビハインドで迎えた大阪桐蔭は7回、福井、中川の連続適時二塁打で2点を加え1点リードを奪った。

 続く9回、大阪桐蔭は根尾の2点適時二塁打と坂之下の中犠飛でだめ押しの3点を加点。最後はエース徳山が9回4失点の完投勝利で締めた。

 大阪桐蔭はセンバツ優勝後、公式戦負けしらずの23連勝となり、30日の決勝で公立校の大冠(おおかんむり)と対戦する。