広陵は3番中村の大会3本目の3ランなどで、秀岳館を下した。準優勝した07年以来の16強入り。3回戦ではベスト8入りをかけ聖光学院(福島)と対戦する。

 広陵は1回戦3本塁打含む16安打で中京大中京に逆転勝ち。秀岳館も13安打で横浜を突き放し初戦突破とともに強豪相手に打撃力を見せつけていた。

 3回戦進出へ、広陵・平元、秀岳館・川端の両左腕エースが初戦に続いて先発した。

 序盤、両先発が好投し投手戦模様の中、試合が動いたのは4回表。広陵が先制した。バントを処理した投手川端の悪送球などで2死二、三塁。ここで川端が暴投。1点が入った。

 直後に秀岳館が追いつく。幸地が左翼へソロ本塁打。県大会0本塁打の8番打者の1発、今大会チーム初本塁打で同点とする。

 勝ち越しは広陵だった。7回1死二、三塁で9番平元の投前へのスクイズ(記録は投安)で1点。さらに次打者の二ゴロが相手守備のエラーを誘い、この回2点目。3-1とした。

 9回、3番中村が今大会3号となる3ラン本塁打を放ち、秀岳館を突き放した。

 3季連続4強の秀岳館だったが、守りでのミスが痛かった。2回戦で姿を消した。