天理は延長戦を制し、8強入りした12年以来、準々決勝に進出した。延長11回表、2死一、三塁で8番山口の右前打で勝ち越した。

 天理は初戦・大垣日大戦、神野の2打席連続本塁打など完封で5年ぶり夏勝利。神戸国際大付も北海戦、谷口の2本塁打などで2度目の夏で初勝利を挙げていた。

 天理の先発は初戦で完封の板根でなく、碓井涼。神戸国際大付は初戦と同じ、岡野が先発した。

 2回に点を取り合う。天理は2死から6番森本の二塁打などで満塁とすると捕逸で1点。その裏、神戸国際大付は先頭5番片岡が右越え三塁打で出塁。1死後、7番大丸の二ゴロ(記録は野選)で片岡が生還する。ともに守りのミスが絡み、1-1。

 神戸国際大付は6回、ここまで2安打1失点の岡野から左の花村に継投した。

 終盤ともに好機をいかせない。天理は7回、6番森本、7番安原の連打で1死二、三塁も後続が倒れる。9回の2死一、二塁も無得点。一方、神戸国際大付も8回1死満塁とするが4番猪田が併殺打。9回1死三塁で無得点、今大会3試合目の延長戦に突入した。

 神戸国際大付は近畿対決に敗れ、兵庫県勢としては6年ぶり8強入りはならなかった。