花咲徳栄は3戦連続の2桁安打、10点の猛攻で関東対決を制し、2年ぶり2回目のベスト8に進出した。

 新チームとなってからは初対戦。前橋育英は背番号8、丸山が、花咲徳栄は3戦連続で綱脇が先発した。

 1回表、花咲徳栄打線がつながる。1死後、2番千丸が二塁打。3番西川が先制三塁打を放つと4番野村も二塁打で続く。さらに6番高井の右前打など4点を先制した。

 前橋育英はその裏、四球で出塁の1番丸山が二進後に三盗。相手のミスも誘いホームイン。続く2回。先頭6番吉沢が三塁打。次打者の二ゴロで生還し2点差に詰め寄る。

 花咲徳栄は3回に1点を加えると、4回には前橋育英2番の皆川を攻め、無死一、三塁で西川が2点二塁打。7-2とリードを広げた。

 前橋育英は5回、丸山が四球で出塁し大会タイ記録となる8個目の盗塁を決めるが得点につながらない。

 花咲徳栄は7回、6番高井の適時打で2点追加も、前橋育英はその裏、小池が右中間に2号ソロ本塁打などで2点を奪う粘りを見せた。

 前橋育英は初出場で優勝した13年の再現はならなかった。