広陵は中村奨成捕手(3年)の1発で準優勝した07年以来のベスト8進出を決めた。同点の9回。無死一塁で3番中村が左翼へ3戦連発の4号2ランを放ち、勝ち越した。

 聖光学院、広陵ともに2試合連続で2桁安打を放ち、勝ち上がってきた。夏甲子園での対決は3度目(1勝1敗)は聖光学院が先制した。1回裏、3番瀬川が左翼へソロ本塁打。今大会チーム初本塁打で先手を取った。

 2回、広陵が反撃。1死二塁から初スタメン8番丸山の中越え二塁打で同点。2死後、1番高田誠が右前に弾き返し、逆転した。

 1点を追う聖光学院が5回に集中打。佐藤晃が左中間へ大会55号、ソロ本塁打。さらに連打で1死二、三塁とすると2番矢吹が一、二塁間を破り、2点を勝ち越す。

 広陵も粘る。6回2死から2安打などで満塁とすると、3番中村が中前に2点適時打を放ち、4-4と試合を振り出しに戻した。

 聖光学院は14年以来のベスト8はならなかった。

 20日の準々決勝は大阪桐蔭-仙台育英(宮城)の勝者と対戦する。