大阪桐蔭が、まさかの結末で史上初となる2度目の春夏連覇を逃した。1点リードの9回2死一、二塁、遊ゴロでゲームセットと思われた瞬間、一塁手の中川がベースを踏めず、失策で満塁。仙台育英(宮城)馬目郁也内野手(3年)のサヨナラ打で終止符が打たれた。

 仙台育英は10年夏の開星戦でも試合終了の場面で敵失による命拾いをしている。1点を追う9回表、2死満塁から平凡な中飛。開星の投手白根(現DeNA)はバンザイをして整列に並びかけたが、中堅手がまさかの落球。2者生還で逆転した。

 今年センバツでは早実が、1点リードされた明徳義塾戦の9回2死から投手正面のゴロ。相手投手がつかみ損ね(失策)、そこから同点に追いつき延長戦に持ち込んで勝った。