高校日本代表の日大三・桜井周斗投手(3年)がプロ志望届を提出することを、日大三・小倉全由監督(60)が明かした。

 同監督は12日、カナダから帰国した桜井と井上を、羽田空港に迎えに来て、桜井の進路について「本人がプロでやりたいと。いつ出そうかというところ」と話した。昨秋の都大会決勝で早実・清宮から5打席連続三振を奪った。対戦相手からスライダーは「消える」と言われ、プロスカウトからも「スライダーは即通用する」と高評価を受ける。U18W杯では打率3割3分3厘、5打点と、打者でも非凡なセンスを発揮した。

 また、「デカプリオ」こと金成麗生投手兼内野手(3年)は、社会人に進むことが分かった。高校通算29本塁打にして最速150キロの二刀流・大型左腕について、小倉監督は「上で通用する体力や技術を作ってから」と、3年後のプロ挑戦を見据えると話した。社会人では投手に専念するとみられる。