埼玉栄が準々決勝進出を決めた。

 0-0の6回表からプロ注目のエース、米倉貫太投手(2年=183センチ、80キロ、右投げ右打ち)が登板。4回をパーフェクトに抑え8三振と完璧な投球を見せた。その間に4点を奪って県浦和を振り切った。

 米倉は「真っすぐの低めが伸びるようになった。これまでは内角を使えませんでしたが監督さんに内角に投げるコツを教えていただいて、内角を使えるようになりました」と話した。この日は最速145キロの直球にカーブ、縦スライダーで相手打線をまったく寄せ付けなかった。

 東北高時代にダルビッシュを育てた若生正広監督は「完璧でしょう。あれ以上望むものはないね。ダルビッシュの2年時よりいいよ」と話していた。