怪物スラッガーでも、ポスティング制度は認めません。ソフトバンクが今日2日、プロ志望届を提出した早実(西東京)清宮幸太郎内野手(3年)と都内で面談を行う。午前中のオリックスを皮切りに、10球団が参加する見込み。清宮はメジャー志向を明かしており、他球団からポスティングでのメジャー移籍を容認する声も出ているが、後藤芳光球団社長は「FA権は選手の権利だが、ポスティングは従来うちでは認めていない」と明言した。05年に球界参入したソフトバンクからは同年オフに城島、11年オフに和田、川崎が米国に挑戦したが、いずれもFA権を行使して移籍した。

 後藤社長は「彼が最高の結果を出すための受け入れ態勢が、12球団で一番整っていると自負している」と育成力をアピールした。面談には小川一夫育成・編成部長兼スカウト室長らが出席。柳田ら野手に生え抜きが多いことや、約60億円を投資した福岡・筑後市のファーム施設などを30分、清宮に説明する。特例は認めず正攻法で勝負する。