第90回記念選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が16日、大阪市内で行われた。

<センバツ展望>

 センバツ連覇を目指す大阪桐蔭が、優勝争いの筆頭候補に挙がる。二刀流の根尾昂内野手、昨夏のU18高校日本代表の藤原恭大外野手、中川卓也内野手ら打線は今大会NO・1で、投手陣も昨年からメンバー入りする柿木蓮、横川凱両投手(いずれも3年)と豊富な戦力を誇る。

 追うのは明治神宮大会を制した明徳義塾。市川悠太投手(3年)は安定感抜群で、スタミナも十分。馬淵史郎監督(62)が率い、試合巧者ぶりも際立つ。明治神宮大会準優勝の創成館は投打のバランスがよく、川原陸投手(3年)を中心にさまざまなタイプの投手がそろう。東海大相模は斎藤礼二投手と森下翔太外野手(ともに3年)を軸に投打の層が厚い。

 近畿大会決勝で大阪桐蔭に敗れた智弁和歌山は、昨秋の公式戦で9発と大阪桐蔭に匹敵する強打を誇る。中央学院、明秀学園日立も絶対的エースと主軸がチームをけん引。プロ注目の扇谷莉投手(3年)擁する東邦と「大谷2世」と期待される西舘勇陽投手(2年)の花巻東の対戦も注目を集める。