昨秋の東北大会で初優勝の聖光学院が5年ぶり、センバツで初戦を突破した。

 同点の9回表、1死二、三塁から2番横堀がスクイズ(記録は二安)。東筑守備陣のエラーも誘い、2点を勝ち越した。

 ともに昨夏に続く甲子園出場。センバツは20年ぶり3度目の東筑は夏甲子園を経験した石田が先発。聖光学院は背番号11の上石が先発した。

 序盤、点の取り合いになった。先制は聖光学院。1回表、先頭田野が初球を中前打。2死一、三塁から5番須田の左前打で1点を奪った。

 その裏、東筑も1番阿部が初球を左前打。バントで送った後、3番和久田の左二塁打で同点。2死後、5番藤原の右中間二塁打で2-1と逆転した。

 直後の2回表、聖光学院は1死一、三塁から田野の左犠飛で同点。

 東筑は3回表、2番田中の二塁打などで無死満塁とし、4番野口の併殺打の間に得点。3-2と勝ち越す。聖光学院はここでエース衛藤が2番手で登板し後続を断った。

 聖光学院は5回に追いつく。3番矢吹、4番五味の連打で無死一、三塁とすると5番須田の中犠飛で再び同点。守っては7回から3番手高坂に継投した。

 創立120周年の東筑のセンバツ初勝利はならなかった。