九州国際大付(福岡)が昨夏甲子園8強の明豊(大分)を下し、09年春以来、2度目の優勝を飾った。新チームから目指した打力向上が実を結び、今大会3度目となる2ケタ安打の2本塁打を含む12安打の圧勝。

 投げては先発した背番号12の右腕、山本有希也投手(3年)が120キロ台の直球にスライダー、チェンジアップの変化球を駆使して6安打完封した。

 元プロの楠城徹監督(67)は「勝てたことでみんな自信になると思う」とたたえた。5回に高校通算28本目の3点本塁打を放った主将の甲斐生海内野手(3年)は九州大会優勝に「夏へ向けて良かったと思う。もっと打てるチームを目指したい」とさらなる飛躍を誓った。