今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)の「二刀流」の活躍で、大阪桐蔭が2年連続11度目の優勝を果たした。

 根尾がセンバツ後初めて公式戦で先発登板。ピンチを作りながらも、後続を落ち着いて抑えて5安打完封勝利。7回1死一、三塁の場面では、2者連続三振で切り抜けた。

 打っては3回1死満塁で右翼へ先制の満塁本塁打。「全球、全部打ちにいったので狙った感じはあまりなかった」。通算23号で打線も勢いづけた。

 西谷浩一監督(48)は「根尾がしっかり投げてくれた。期待が大きいので、よく打ったと考えるのか、まだまだ他の打席がと考えるのか」とさらなる活躍を期待した。

 史上3校目の連覇を果たしたセンバツと大きくメンバーを入れ替えての優勝に西谷監督は「色んな選手が試せたのでいい競争ができてるのがいいかなと思います」。夏のメンバー入りは激しい競争になりそうだ。大阪桐蔭は26日から行われる春季近畿地区大会に出場する。