高校野球春季関東大会の準々決勝が行われた千葉県天台球場でコンピューターのシステム障害によりスコアボードが表示されないトラブルが発生した。

 第1試合の東海大相模(神奈川)-常総学院(茨城)の試合前に故障が発生。電光掲示板には得点、選手名、ストライク、ボール、アウトカウント、ヒットやエラーの表示がまったくできず。場内アナウンスでその旨が説明され、イニングの終了ごとに得点もアナウンスされた。

 そして3回途中、スコアボード下の芝生席に手動式のBSO表示を設置。球場内にあった黒板に近くのホームセンターで購入したマグネット式の赤、黄、緑のシールを付けるというまさに手作りのものだった。これでボールカウント、アウトカウントは何とか分かるようになった。

 その間、大会委員の東総工(千葉)の先生がスコアボードを自力で修理。ようやくトラブルが収まり5回からスコアボードが復旧した。

 大会本部では前日もトラブルが発生したこともありこの日午後に専門の業者を呼んで再度、検査、修理などを行うという。