第100回全国高校野球東東京大会(7月1日開幕)の組み合わせ抽選会が16日、行われる。

 東東京は、プロ注目の石橋康太捕手(3年)擁する関東第一や、二松学舎大付、帝京などの強豪校が春からの巻き返しを図り混戦模様だ。

 2年ぶりのVを狙う関東第一の石橋は、1年時から出場する大型スラッガー。2年春に故障で離脱したが、昨夏の東東京大会では3戦連続本塁打を放つなど勝負強さも光る。

 松沢海渡投手(3年)も強豪帝京で1年夏から登板機会を得た。中学時代はU-15にも選ばれており、11年以来の甲子園出場を目指す。日大豊山の名倉侑田投手(3年)はプロも注目する右腕。180センチと上背があり、指先の感覚にたけ、変化球の切れが良い。00年以来2度目の聖地を目指す。

 春季東京大会で都立唯一の8強入りした小山台は粘り強い野球が身上。準々決勝の日大三こそ11失点したが、それまでの4試合はわずか4失点。エース戸谷直大投手(3年)は球持ちが良く、走者を出してからが強い。文武両道校の都立校が100回大会で打倒私学に燃える。