水戸商の小林俊輔外野手(3年)が、高校通算63号本塁打を放った。16年に明秀学園日立の細川成也外野手(19=現DeNA)が放った茨城の高校最多とされる本塁打数に並んだ。

 6回表の第4打席、2死一塁。初球、インコース高めに浮いたカーブをフルスイングした。打球は鮮やかな軌道を描き「入ったな」と確信した。右翼スタンドへ飛び込んだ打球を確認しながらガッツポーズでダイヤを1周した。「序盤から緩い変化球が多かったので、初球にそれが来たら思い切り打とうと思っていた」と笑顔。34度の暑さにも負けずに4打数4安打と打撃をけん引し、チームも22安打と爆発。17-3で7回コールド勝ちを収めた。

 小林俊は「本塁打でベンチに帰るとき、みんなが笑顔で迎えてくれた。次も打撃で先頭に立ってチームを引っ張りたい。あと1本打ちたいですね」と笑った。