ドラフト候補の横浜・万波中正外野手（３年）が投打で活躍し、４回戦へ駒を進めた。

　「６番中堅」で先発。２回先制の起点となる右翼フェンス直撃の二塁打を放つと、３回には今夏初打点を記録した。その後、一塁、右翼と回り、９回にマウンドへ。１イニングを１三振無安打無失点に抑えた。万波は「相手も気持ちが入っていたので気合で負けないようにしようと思った。自分ではなくチームが勝つことだけを考えたい」と言った。

　最速１４５キロ左腕の１年生、松本隆之介投手は５回、２点を返されなお２死二塁でマウンドに上がった。１回１／３を投げ３三振無失点の好投に「ピンチの場面だったが抑えられて良かった」と安堵（あんど）した。度会隆輝内野手（１年）は８回に代打で登場し中前打を放つなど、ルーキーも立派な戦力になっている。