春季関東大会4強の常総学院が、本塁打2発で下館工との接戦を制し、8強入りを決めた。

 下館工に2点先制されて迎えた1回裏2死。3番菊田拡和内野手(2年)が甘く入った真ん中の直球を引っ張り、左方向への特大本塁打を放った。2年ながら通算25本を打つスラッガーは1点差とする1発に「チーム全体でつなぐ打撃を意識した。打った瞬間に、行ったなと思いました」と笑みを浮かべた。2回裏には手塚悠内野手(2年)が左翼スタンドへ2ランを放ち、3-2と逆転した。

 本塁打のみでの得点となった試合を振り返り佐々木力監督(52)は「もう少しタイムリーか何かで点を取ってもらいたかった」と話した。さらに内野ゴロを的確にさばきいた下館工の谷内真遊撃手(3年)について「あのショートは見習うべき守備だった。見本になるようなショートだった」と話し、賛辞を送った。

 準々決勝は22日、中央と対戦する。