第1シードの鎌倉学園が、延長12回1死満塁から3番・新倉将大外野手(3年)の左前打でサヨナラ勝ちを収めた。3時間45分の熱戦を制し、1997年以来の4強進出を果たした。

 新倉は「大浦もずっと0に抑えてくれていて。大事なところでヒットが出ない中、自分が決めなきゃと。何とか振り抜くことができました。真ん中の真っすぐでした。狙いとかなくて、自分が決めるだけだという気持ちでした」と、5回1死から7回1/3を無失点救援した大浦駿人投手(3年)の力投に応えられ、笑顔をみせた。

 竹内智一監督(36)は「第何シードとかではなく、僕らは甲子園に行くか行かないかの2択だと、口酸っぱく話してきた。とにかく甲子園に行こうと」と、悲願の甲子園出場へ向かって、どんなときもプラス思考を保つことを強調した。