初の甲子園出場を決めた白山(三重)の女性部長、川本牧子さん(40)が、甲子園のバッターボックスに立ち、関係者に注意される珍事が起こった。

 この日から代表校の甲子園見学がスタート。まず12校がグラウンドの感触などを確かめた。各校が次々と見学する中、白山の選手、監督もあこがれの聖地に足を踏み入れた。今夏の快進撃を陰で支えてきた川本部長も同じようにグラウンドへ。「まさかグラウンドに立てる日が来ると思っていなかった」。喜びをかみしめ、東拓司監督(40)の勧めで、バッターボックスに立った。すると、大会関係者から注意を受ける事態に。甲子園見学でグラウンドに入れるのは原則ユニホームを着用した選手、監督らに限られているためだった。

 川本部長は「めっちゃ怒られました。後でまた怒られるんですかね」と意気消沈。初めての甲子園はほろ苦い思い出となってしまった。