佐久長聖が史上初タイブレークの熱戦を制し、節目となる長野県勢の夏通算60勝を挙げ、初戦を突破した。

 初回に相手失策と4番・西藤慶人内野手(3年)の適時打で2点を先制した。その後逆転を許し、1点を追う8回2死一、二塁、西藤が放った飛球を左翼手が落球する間に2者が生還し逆転に成功。土壇場9回に追いつかれ延長戦に入り、史上初のタイブレークに突入し迎えた14回無死一、二塁、先頭の1番真銅の三塁線へのバントが内野安打となり無死満塁とし、2番上田の内野ゴロの間に1点を奪った。

 旭川大高は93年に福井商との1回戦を5-1で勝利して以降、5度の出場でいずれも初戦敗退。直前の試合で北照(南北海道)も敗れ、北海道勢の夏は短いものとなった。