日大三・木代成内野手(3年)が1試合個人最多四死球5の大会最多タイをマークした。意外に少ない記録で、あの92年松井秀喜(星稜)の5敬遠を含め過去4人しかいなかった。

 この記録の元祖は26年三輪成(京城中)。9番打者にもかかわらず、1回の打者一巡攻撃で死球により出塁してから全5打席とも四死球だった。40年宮崎繁一は海草中2連覇の1番打者。95年には田中耕作(松山商)が四球5個を選んでいる。田中は2番打者だった。2番が5度出れば優位に展開できそうだが、チーム14残塁で旭川実に4-5で敗戦。松井も明徳義塾に2-3で敗れた。個人5四死球が勝利に結びついたのは、40年宮崎以来78年ぶりになった。【織田健途】