【第2試合(10:30) 浦和学院(南埼玉)-仙台育英(宮城)】

 5年ぶり13度目出場の浦和学院の打線は1番から8番まで左打者が並ぶ。南埼玉大会6試合で60得点と猛威を振るった。打線の中心は1年から主軸を打つ蛭間拓哉主将(3年)。市川口との決勝戦では優勝を決定づける弾丸3ランを放つなど4割4分の打率を残した。1番を打つ中前祐也内野手(2年)はチームトップの12安打を放ち打率4割8分。上位から下位まで切れ目ない。投手陣も多彩だ。背番号11の右腕・渡辺勇太朗(3年)は190センチの長身から最速149キロの直球を投げ込む本格派。抜群の安定感を誇る背番号1の河北将太投手(3年)、2年生左腕の永島竜弥投手、1年生右腕の美又王寿投手といずれも140キロ近い速球を持つ。

 2年連続27度目出場の仙台育英は、多彩な3捕手を持つのが強み。宮城大会6試合中4試合で主将の阿部大夢(3年)、強肩の我妻空(3年)、安定感のある鈴木悠朔(3年)の3人が試合をつないだ。エース田中星流投手(3年)、2番手大栄陽斗投手(2年)の継投だけでなく、捕手のつなぎにも注目だ。初戦突破を飾れば、宮城県勢の夏通算70勝目となる。

 両校は13年夏の甲子園1回戦で対戦し死闘を演じた。初回に1点を失った仙台育英が裏の攻撃で6点を奪い逆転すると、浦和学院は3回に8点に奪い逆転し4回にも1点を追加。6回に4点を挙げ追いついた仙台育英が11-10で9回サヨナラ勝利を飾った。再戦の行方はどうなるか。

◆浦和学院のおもなOB 元ヤクルト鈴木健、巨人大竹寛

◆仙台育英のおもなOB ソフトバンク上林誠知、楽天西巻賢二