甲子園連覇を目指す花咲徳栄(北埼玉)が13日、横浜(南神奈川)との強豪対決を翌日に控え、伊丹市内で最終調整した。

 1回戦の鳴門(徳島)戦で完投し、高校通算57号本塁打も放った野村佑希投手(3年)は「相手は強いし、苦しい試合になると思う。1点でも多く取れるように、1点でも失点を減らせるように頑張りたい」と話した。

 野村はこの日、ブルペンで約30球を投げ込んだ。また、186センチ右腕の中田優斗投手(3年)も同じく約30球の投球練習。「調子は上向き。変化球の精度が上がってきた」と手ごたえを感じていた。

 両校は7月1日に練習試合を行った。ともにフルメンバーで戦った第1試合は2対2。野村が13奪三振で完投した。また、井上朋也右翼手(1年)が、横浜の最速152キロ左腕・及川(およかわ)雅貴投手(2年)から左越え2ランを放った。

 第2試合は横浜が8対2で勝利。横浜・板川佳矢投手(3年)が6回無失点。一方、花咲徳栄・中田も6回3失点ながら、横浜打線から8三振を奪う力投を見せた。