名将・阪口慶三監督(74)率いる大垣日大(岐阜)が、2回戦で姿を消した。金足農(秋田)のプロ注目最速150キロ右腕、吉田輝星投手(3年)から3点を奪うも、勝ち越しを許した終盤に4連続三振を奪われるなど、吉田の好投に圧倒された。阪口監督は「3回くらいまでは正直、球が来てないなと思っていて、(3回に)同点にしてからも球が来てなかった」。それでも想像以上に球が来ていたか、という問いに「そういう風に思わな、しゃあない。好投手ということでしょう」と力を認めた。

 今年は県大会が始まる約1カ月半前から、寮で選手たちと寝食をともにした。例年より長い寮生活は、100回大会にかける気持ちの表れでもあった。初戦に続きこの日の試合前も、内野ノックを行った。「精いっぱいチーム作りをやってきたからね。今は疲れを取りたいですね」と話した。