木更津総合が野尻-根本の完封リレーで勝利。最後は7点差がついた。千葉県勢の7点差以上完封勝ちは、75年優勝の習志野が磐城との準々決勝に16-0で勝って以来、大会43年ぶりとなった。

 当時の習志野はエース小川淳司(現ヤクルト監督)が磐城を7安打で完封。打線は大会史上初の全員マルチ安打で23安打を放った。小川より前の7点差以上となると、74年に土屋正勝(銚子商)が防府商との決勝でスコア7-0、被安打3で完封している。千葉県勢は土屋、小川で連覇して以来、優勝から遠ざかっているが、黄金時代以来の大差完封が吉兆となるか。【織田健途】