富山・高岡商の一塁コーチ、竹島直宏(3年)の「珍プレー」が4万2000人の大観衆で埋まった場内に、爆笑を呼んだ。

 高岡商の攻撃となった9回無死一塁、打席の井林泰雅三塁手(2年)が2球目を捉えた打球が竹島を襲った。よけきれず、左ヒザを直撃していた。その直後、右足1本でジャンプしながら、右後ろポケットに入れてある冷却スプレーを素早く取り出し、自分の手で患部にかけた。

 一塁コーチが自打球を当てた打者にスプレーをかけるシーンはあっても、自分の足にかけるのは史上初? 

 竹島は「初めてです。試合の流れ止めたくなかったので」と言いながら、大照れだった。