金足農(秋田)が19日、大阪・守口市内の宿舎で取材対応した。前日18日の近江(滋賀)戦で140球完投勝利を挙げた最速150キロ右腕・吉田輝星投手(3年)は34年ぶりの4強入りから一夜明け、「昭和59年(84年)の先輩たちと並べてうれしい」と喜びを爆発させた。

 前日の試合後には左足股関節の痛みがあったことを明かしていたが「昨日の疲れは残ってない。状態は普通にいい。今日が試合でも投げられる」と万全を強調した。

 準決勝で対戦する日大三(西東京)のイメージについて問われると「1番から9番まで抜け目がない。役割がはっきりしている」と分析した。

 この日は練習を行わず、午後からは温泉に入ってリラックスの予定。夜の食事は、勝つと定番になった焼き肉で決起集会を行う。