14年ぶりのベスト4進出を決めた済美(愛媛)が19日、大阪桐蔭との準決勝を前に、兵庫・西宮市内のグラウンドで約1時間半の調整を行った。守備練習は行わずアップから打撃練習で汗を流した。

 練習前には外野の芝生で座り込んでのミーティングを行った。04年準優勝以来の決勝進出を狙うが、中矢太監督(44)は「ここまでくると思ってなかった。驚いてます。選手らには日本高校野球を引っ張っている大阪桐蔭と試合ができる。臆することなく自分たちの野球をやろうと伝えた」と胸を借りるつもりだ。

 池内優一主将(3年)は「大阪桐蔭は昨年、国体で逆転3ランを打たれた負けた相手。先輩からも次は勝ってくれと言われたので借りを返したい」と意気込んでいた。