100回目の夏は、熱かった。大阪桐蔭と秋田・金足農。特色ある両チームによる決勝で、史上最多56校によるドラマは幕を閉じた。100年を超える歴史の中でも、突出した伝説的大会といえば「松坂世代」による第80回大会が挙げられる。松坂大輔投手(37=中日)擁する横浜は、1998年に春夏連覇を遂げ、公式戦を無傷の44連勝で駆け抜けた。昨年4月に始まった、高校野球長期連載「野球の国から~高校野球編」のフィナーレは「松坂世代の絆」。激闘を繰り広げた「松坂世代」を取材することで、高校野球の魅力をあらためて探る。


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第80回夏の甲子園で優勝を決めた瞬間の写真を手に笑顔の中日松坂(撮影・足立雅史)
第80回夏の甲子園で優勝を決めた瞬間の写真を手に笑顔の中日松坂(撮影・足立雅史)