沖縄水産が、沖縄尚学との準決勝を1-0のノーヒットノーランで制し、九州大会(20日開幕、熊本)出場を決めた。

先発の国吉吹(いぶき)投手(2年)がキレのあるボールで沖縄尚学打線を無安打無失点。9回に三木健正外野手(2年)が決勝のスクイズを決めた。

名将・栽弘義監督のもとで90、91年の夏の甲子園で準優勝を達成した古豪だが、元ソフトバンクの新垣渚投手を擁した98年夏を最後に甲子園から遠ざかる。名門復活に向け、糸満の監督時代に巨人宮国、DeNA神里らを指導した上原忠監督が就任。グラウンドを改修するなど、強化を図る中、その1歩を刻んだ。