古豪復活を目指す長崎商が、1952年(昭27)以来3度目のセンバツ出場へ快勝発進した。1年秋からエースの最速141キロ右腕、枡屋優太郎投手(2年)が7回から右足をつりながらも、190球の粘投で勝利に貢献した。

シュート、スライダーを織り交ぜ4失点完投。昨秋の九州大会準々決勝の宮崎・富島戦で先発しながら5回途中で降板、試合にも敗れセンバツの望みを絶たれた苦い経験がある。この日も8安打を浴び本調子だったわけではないが、執念で耐え最後の打者を打ち取るとガッツポーズした。2回戦へ「センバツへ必死に1戦1戦、戦っていきたい。センバツを目指すだけの力はあります」と意気込んだ。