高松商(香川)が八戸学院光星(青森)に打ち勝ち4強入りした。

両軍合わせて26安打15得点の乱打戦。6-4で迎えた8回1死一、二塁で4番立岩知樹内野手(2年)が右翼へダメ押しの3点本塁打。「外野を越えるかなとは思ったがスタンドまで行くとは思わなかった。うれしかったです」と神宮の舞台で高校初本塁打を放った。

県大会では代打や守備要員で、先発したのは四国大会準々決勝から。この日は最終打席まで3打数無安打だった。ベンチでは「代えるぞ、代打や!」の声も聞こえるなか、最後に仕事を果たした。

3年前に明治神宮大会で優勝したチームにあこがれて入学を決意。「3年前に明治神宮大会で優勝したシーンを中学の先生が学校で見せてくれて、すごいなと。ここでやってみたいなと。中学が同じだった(投手の)香川にも一緒にやろうと誘われて、決めました」。3年前のチームはセンバツで準優勝。まずは神宮で、先輩たちの背中を追う。