高校野球では、サイン盗み等の行為は禁止されている。「大会規則9」にもこう規定されている。

9 走者やベースコーチなどが、捕手のサインを見て打者にコースや球種を伝える行為を禁止する。もしこのような疑いがあるとき審判委員はタイムをかけ、当該選手と攻撃側ベンチに注意をし、止めさせる。

日本高野連は98年に「マナーの向上」の指導要綱として、二塁走者やベースコーチが捕手のサインを見て打者にコース、球種を伝えたり、ベースコーチが走者の触塁に合わせ「セーフ」のジェスチャーをするなどの行為を禁止することを決めた。99年のセンバツから適用され、審判が口頭で指導するとした。

13年夏の花巻東-鳴門戦では、鳴門の捕手が二塁走者のサイン盗みを球審に訴え、審判は走者と花巻東ベンチに注意した。