平成の最後に163キロの衝撃音が響いた。大船渡(岩手)の佐々木朗希投手(3年)が6日、奈良県内でのU18高校日本代表候補1次合宿の紅白戦に登板。日米12球団44人のスカウトの前で初回、いきなり163キロをマークした。

◆大リーグ今季速球ランク 佐々木の163キロ(101・3マイル)はメジャーでも今季5位に相当する。ただ、上位の球速のほとんどをジョーダン・ヒックス(カージナルス)とタイロン・ゲレロ(マーリンズ)で占めている。2人は平均球速でもヒックスが99・4マイル(約159・9キロ)、ゲレロが98・5マイル(約158・5キロ)と現時点でのメジャー1、2位。投手別の最速ではヒックス、ゲレロに続くのが100・6マイルを投げたストック(パドレス)。佐々木は投手別ならメジャーでも今季3位に入る球速を計測したことになる。