春の府予選3位で優勝候補の一角、東海大大阪仰星が30安打59得点の猛攻で5回コールド発進した。初回に4得点すると、2回は打者一巡の攻撃で7得点。3回からは3イニング連続で2ケタ得点し、5回は打者が3巡する攻撃で27得点を奪った。

上林健監督は、「絶対気を抜くなと言っていました。気を抜いて点を取られたら、次の試合につながらない。(優勝まで)7試合が短い間にあるので」と表情を緩めずに話した。主将の南幸大地内野手(3年)は「(大量得点になるとは)思わなかったです」と驚きながらも「点差はついたんですけど、フライの打ち上げだったり凡打が多かったり、走塁でもまだつめるところがある」と満足する様子はなかった。次戦は20日の枚方津田戦(シティ信金)。「甲子園で優勝が目標ですが、目の前の1試合1試合を着実に。大事に戦っていって、上を見すぎずに目の前の1試合に臨みたいです」と南幸主将。頂点まで一切気を抜くつもりはない。