語り継がれる伝説の試合になるだろう。最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)を擁する大船渡が、夏の岩手大会4回戦・盛岡四戦で延長12回の激闘を4-2で制した。

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日曜日で満員が予想された大船渡-盛岡四の午後0時30分開始の試合に備え、約20人が徹夜した。テント泊の末に行列一番乗りした稲葉真一さん(43)は「今までの投球を考えれば、これだけの行列は当然」と午前7時の開門時には500人超に伸びた行列を見つめた。民間の臨時駐車場も含め、午前9時30分には満車になった。一部ファンが近隣の小学校などに無断駐車したため、移動を喚起する場内アナウンスも数回流れた。