星稜(石川)が県勢初制覇を逃した。ここまで大車輪の活躍をしてきた大会NO・1投手の奥川恭伸投手(3年)が先発したが、頂点には届かなかった。試合後の奥川の主なコメントは以下の通り。

「味方の逆転を信じていた。負けたけど、いいゲームができた。みんなでここまで来られたのでよかった。本当に楽しくて、最後にいい相手と試合ができてよかった。『必笑』を絶対崩したくなかった。

履正社は春とは別のチームになっていた。向こうの方が強かった。粘り負けした。素晴らしいチームだった。

本塁打の1球は失投。それは悔しい。自分の実力です。受け止めて次のステージで頑張りたい。

仲間から『頑張れ』『逆転してやる』といわれていて、それで頑張れた。この仲間と野球ができて幸せ」

さらに「(7回の攻撃は)絶対に追いついてやるという気持ちが見えた。星稜高校の底力を見せてくれた。最後まで粘り強く戦えた。チームメートに恵まれました。星稜に来て本当によかった。最後まで野球ができて幸せだった」と語った。

報道陣に対応している際はずっと笑顔だったが、表彰式直前にバッテリーを組み続けてきた山瀬の泣き顔を見て、泣き崩れた。